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自作パッシブネットワーク製作記
アンプをHR100に乗せ変えて、PHASS1212では完全に満足出来なくなった私は、自作でパッジヴを製作する事にしたのですが・・・。
これほど難しいとは思いもしなかった。上下共12dB/octの2次減衰の回路という事も原因の1つなんですが、同じ設定でも日によってまるで生き物の様にコロコロ音が変わります。また、素子のエージングも厄介で新品のパーツなら最低でも20時間は鳴らす必要があり、製作過程のほとんどが試聴ということになります。毎日頑張って2時間聴いてもエージングだけでも単純に10日掛かる訳ですから、ゆっくりした気持ちで気長にやっていかないと、とても続きません。これは全素子の中のたった1個所を新品の素子に交換しても同じです。エージング前とエージング後では音は全く変わります。変化の感じは新品スピーカーのエージングと良く似ていていますが、違う所は新品でもスピーカーの様に嫌なキツさが無い事です。スロープは1次では無く2次なのは、ハイパススロープは出来るだけなだらかな減衰で、不必要な所だけカットしたいという事と、ローパススロープはギリギリまで引っ張って、ストンと切りたいという事から決めました。1次でも難しいのに2次で決まるものかとも思いましたが、可能な限り理想に近づけるという意味で、あえて挑戦しました。まずは音が出ないと始まらないということで、クロス2KHz付近、ツィーターのアッテネートは-9.0dBで、借り止めで回路を組んで見ましたが、結構良好な感じで、”これは意外と簡単に決まるな”と思っていましたが、その後、パッシブの難しさを、嫌という程味わう事になります。

借り止め状態で完成したパッシヴネットワーク
数日聴いていましたが、やはり直ぐに気に入らない部分が出てきました。音はフラットに近いが、大人しい音で面白さは微塵も無い。こんな音ならワザワザ57.16を使う必要も無い様な音です。音作りをする上で何よりも大切なのは、F特のフラットや、どんなジャンルでも五月蠅くなく聴ける聴き易さでも無く、ユニットの持っている魅力を最大限に生かした上で音も可能な限り1つにまとめる事です。聴き安く五月蠅く無くフラットに近い音ならそうは難しくないし、またユニットの個性を全開で出して、それぞれのユニットがバラバラに自己主張している音も簡単に出来ます。がその両方を持ち合わせた音を作るのは至難の業です。ローパスは1.9KHz〜2.3KHzの間を行ったり来たりでツィーター下限の音との兼ね合いで合わしています。スロープのスタガーも色々作りましたが、当初の考え通りローパスF付近でストンと落とすスロープが一番59.16らしさが出るようです。ハイパスFは57.16の魅力を求めるあまり、2.1KHzから2.0KHz、1.95KHz、1.85KHz、1.67KHzと下がって行ったが、1.8KHz付近を切る辺りから57.16様に”お前如きが来る領域では無い!”と1.9KHzまで、叩き返され、”なめるなよ!絶対突破してやる!”と気合全開でレベルや、スタガーの形を含め考え直し再挑戦した結果、現在1.6KHzを少し下回るところで落ち着いています。流石にこの領域になると2KHz付近の音とは全く別物で、細かい音の全てがエネルギッシュで非常に素晴らしい。過去にハイパス3.5KHzまで上げた事が有る経験上、このツィータは12dB/octで2.5KHz付近から別の表情を見せ始め、1.8KHzを切るともう一度化ける。ツィーターのアッテネートは-9.0dBから始めて、-8.5dB、-7.8dB、-7.1dB、とどんどん上がっていき現在-6.4dBとなっている。また10Ωと4.7μFでウーハー高帯域にインピーダンス補正回路を入れいています。使用している素子は、ローパス回路はコンデンサーにSOLENとUΣ、コイルにFOILの銅箔。ハイパス回路のコイルに1.9mmLITZ線、コンデンサーはPHASSオリジナル、AUDYN
CAP、双信、infini
CAPの混在となっています。インピーダンス補正回路はUΣとメタルクラッド、ツィーターのアッテネートで使う抵抗は、シリーズ用で5W黒デールとパラレル用でメタルクラッドと5Wセメントで、シリーズに5W黒デールを使っているのは、12.5Wのメタルクラッドよりも鮮度が高く、高域の伸びが良いからです。5Wを2個パラで使っているので耐入力的にも問題は無いと思っています。パラ値を微妙に変える時は、セメント部分を変えています。これは単純に安く上がるからです。ハンダはCARDAS製の物で、素子を繋ぐケーブルはベルデン製を使用しています。とにかく色んな要素が複雑に絡み有っており、気になる所を1つ解決したら別の気になる所が2個所顔を見せる事も少なくない。まるでパズルを解いているような感覚に陥ります。特にハイパス回路はほんの僅かな設定値やレベルの変化で音は激変する。激変と言えば大げさに聞こえるかもしれませんが、激変どころか本当は”爆変”と言いたい位に変化します。色々設定を変えているとベスト値と言うのが、ボヤ〜とでは有るが見えてきます。その付近になるとそれが特に顕著に現れます。ベスト値から僅かでもずれると、酷く気に入らない音になるが、ピタリとくるとそれはもう素晴らしいの一言。これ以上何もいらないという感じさえ受けます。ところが厄介な事に、電源やアンプ、はたまたスピーカーの調子による音の変化の方が、近似値の素子交換による僅かな変化より、遙かに大きい。私は3日に一度良い音を鳴らしていればベストであると思うようにしています。そう考えないと永久に決まらない様な気がするからです。私の車でのダッシュボード上のツィーター取り付け位置は耳に近く、本来ハイパス1.6KHz、-6.4dBアッテネートではとても五月蠅くて聴けない筈ですが、十分に59.16と繋がっているし、そうは五月蠅くも無いです。ただしイコライザーで弄くりまくったJ-popなどは流石に酷く五月蠅く感じる時は有ります。しかし、そういうCDを問題無く再生出来るような設定では、本当に自然で良い音のCDの魅力が大幅に落ちてしまう。ラジカセ用に音作りされたCDは全部切り捨てています。プロから見れば音の悪いJ-popの一部のCDを切り捨てる事は、大問題かも知れませんが、私はプロでは無いので、自分の欲しい良い音を手に入れる上でマイナスになる要素は、なんでも切り捨てます。このコンテンツの頭にも書きましたが、素子のエージングが大きな壁になったのは確かで、初めはエージングの音の変化に振り回されていた気がします。また、調整しているとついつい聴き易くそつのない音づくりになってしまう傾向になりますが、その度に、ヘッドユニットやアンプ、そして肝心のスピーカーユニットの良い部分が出ているかを、改めて確認し直すようにしました。それから自分が良いと思ったら、必要に常識に捕らわれない事も大切だと思います。カーオーディオとホームオーディオは根本的には同じでは有るが、ホームがこうだからカーもこうな筈だという先入観は出来るだけ持たない方が良い様な気がします。実際私の回路も、ローパス1.9KHz付近、ハイパス1.6KHz付近では常識的に考えれば、クロスが異様に深いと言うことになりますが、ツィーターのウーハーの見かけ上の角度が非常に大きいという事や、ウーハー高帯域の音が耳に届きにくい等の環境から、ウーハーも1.6KHzで合わしてしまうと中域のエネルギーが得れなくなり、細くて軽い音になってしまう。いくら聴き易くても特徴や良い意味での癖のない音は、面白くも何とも無いと感じてしまいます。現在の私のシステムの音は、すこしツィーターのエネルギーが強めとなっていますが、元々、59.16ではエネルギーバランスという意味で、57.16と対等に渡り合える筈も無く、このバランスで正解だと思っています。エネルギーで明らかに負けるウーハーに、ツィーターを合わせると言うセッティングも何度か試しましたが、音の魅力が大きく損なわれるのを何度も確認しています。中高域の伸びも僅かに控え目の様な気がしないでもないですが、高域の伸びや情報量と、音の勢いや凄みは、相反する要素なので、これもこれで正解としています。システムの調子の変化で、日によってはツィーターが大人し目に感じる日や、五月蠅目に感じる時は有りますが、これは錯覚では無く、簡易ハンディーアナライザーで計っても実際にその様な特性になっています。これの原因はつかめていません。本当はまだココから細部の煮詰めに入りたいという気持ちも有りますが、ここ1ヶ月、仕事で疲れた体にムチ打って、毎日の酷い寝不足からやっと解放されたので、しばらくはこのままで行くことにしています。未だに素子は借り止め状態では有りますが、これはいつでも本止め出来るので、その気になったらやるつもりです。そしてあくまで基本はサブウーハー無しで何処まで昇れるかという事であります。

定数等を見直したが、相変わらず借り止めには変わりないです。
2001/8/27追記
前回から、すこしずつパーツを交換していたので、随分と変更が有りました。かなり深めのクロスでしたが、聴感上で調整していった結果、結局はクロスポイント1.8KHz辺りで落ち着いています。ツィーター側コンデンサーの銘柄は、infiniCAP、双信のWT2Aタイプ、トリテックのAUDIN-CAP(KPSN)の3種類で決まりそうな感じです。パラで入るコイルとウーハー側のコイルには変化は有りません。そしてウーハーにパラで入るコンデンサーですが、ウーハーのカットオフ付近の帯域の音が厚みや芯、はたまた勢いにまで大きく影響をするものだと言うことを実感し、現在も格闘中。銘柄も適当、余り物で合わしているので数値も大きくなる事と相まって、コンデンサーの塊と化しています。外見も非常に不細工です。それと悩まされているのがツィーターレベルで僅か0.1dBの変化でウーハーと繋がったり、繋がらなかったりします。また高域の伸びの度合いも随分と違い、少しでもレベルが高いとハイパス1.8KHz以下の帯域が出しゃばってきます。色んな要素を含めて、現在ウーハーに対して-6.3dBで合わしています。一個所の設定を変えると他の場所の設定も変える必要が出てくるので厄介です。あくまで、音は1つにまとまっていなければならないのですが、少し油断するとひどくバラバラの音になってしまう。結局、ウーハー上限の音、ツィーター下限の音、ツィーターレベル、位相の4つの要素が複雑に絡み合っていると言えます。定位や部分的なクオリティーなんかまだまだ先の話しって感じがします。ただ音の勢いだけは常に感じるようには注意しています。少なくともBGM的なサウンドにはならない様にしています。それと以前にも言いましたが、電源やアンプ等の機嫌が悪いと、ネットワークの調整どころでは無く、日を変えなければならない時もしばしばです。こんな事なら”一次減衰のネットワークで組めば良かった”。などと思う日も有ります。一次でも十分に難しいだろうに・・・。とは言え、頭で描いている私の欲しい音に随分と近づいているのも事実です。最近、流行りの音はクリア、高解像度、高エネルギー、ハイスピードって感じのようですが、私の音はもう少し古めで、ドロっとしている感じで、中高域にひとアクセント作っています。アンプ等の調子の良い時は厚みと情報量と響きを感じますが、悪い時は、五月蠅く感じたり、その逆に大人し過ぎに感じたりします。これは耳の錯覚では無く、実際にそういう変化が有るようです。とにかくマイペース。
2001/10/15追記
前回の更新日から、ウーハーの有る帯域の鳴り方に拘って(400Hz〜800Hz)ボチボチとマイペースで調整した結果、今まで魅力的に出にくかった帯域を満足出来るレベルまで引き出す事が出来きました。少し癖が強すぎますが軽の扉では出にくい音をウーハーは元気一杯にだしており、頑張ればこの帯域をここまで引き出す事が出来るんだと自信もつきました。マクロムらしさが全面に出ている音ですが、どちらかと言うと重めのズシリとした感じで、じっくり座ってジャズ辺りを聴くとそれなりにハマります。張りの有る中域を主体に聴かせるタイプで、その中域に太い低域と厚めの中高域が控えめに乗っかった感じです。マクロムは本来こういう音で正解なんだろうなぁ〜と思える音でもあります。ほとんど公式を無視して、いきなりコンデンサーを入れたり、コイルをカットしたりしている内に出来上がったので、パッシブが実際にどう動作しているのかは不明ですが、計算だけで言えば上下共12dB/octでハイパスFは2KHz付近でローパスFは1.7KHzを少し切る辺りで、クロスポイントは1.8KHz付近、ツィーターを6.3dB落としてレベル合わせをしています。クロス付近は相当深めに重なっているのですが、聴感上特に問題は無かったので、そのままにしています。しかしながら今現在の音は全体域の鳴り方から言うと欲しい音とはかなり違うのも事実です。ただ例の帯域の問題をクリアしないで次の段階に進めないということもあり、ある意味避けれない回り道だったとも言えます。それと調整していていつも思う事なのですが、HR100の音の力にはいつも驚かされます。調整をほんの少し間違うとウーハーが異様なぐらい太い音でブンブン出しゃばったり、ツィーターのカットオフが低い事も有り、耳に突き刺さるような強烈な中高域が出たり、太くて芯のある中域が張りだして来たりとテンでバラバラな音になりもう大変であります。ジャストポイントが非常に狭く感じます。その分ピタリと決まればそれ以上の感動もあります。まぁ、そういう事で、いよいよ元々欲しかった音に一直線に向かえる所までは来たのは間違いないので、今現在は調整自体も楽しく感じながら行っています。そして今度はある程度公式に基づいて調整しようと思っています。因みに10/15日現在の設定は、上下2次に変化は無く、ハイパスF3.4KHz付近、ローパスF1.7KHz弱、ハイパススロープはスタガーの形があまり離れてはないですが、ローパスはほとんど6dBオクターブといえるくらい離れたスタガー型になっていて、不必要な帯域だけスッパリと切り落としています。クロスは-6dB〜-7dB辺りでクロスしていて(つもり)、ポイントは2.3KHz付近だと思われる。ツィーターレベルは-6.1dBで合わしていますが、まだ少し上げれる感じで、-5dB台まで試してみるつもりです。ただ、位相がもう一つでこれもじっくり調整していく必要性を感じている。それにしても公式通りに作ると変な音の詰まりやスカリがなく、不自然な感じが全然無いので、思わず”なるほど”と膝を叩いてしまった。まぁちょっと変な所が有ると面白いと言えば面白いのですが・・・。結果、調整中の今でもかなり気に入った音が出ていて、この調子で行くといい線行きそうな手応えを感じています。
2001/11/25追記
今回も随分と変化がありました。計算上ハイパスFの3.5KHz付近、ローパスFの1.7KHz付近には、あまり変化有りませんが、ツィーターレベルが更に上がって-5.4dBのアッテネートで繋げています。このレベルが当初から私が57.16と59.16の組み合わせで、計算上絶対繋がる筈と考えていた数値ですので、収まる所に収まったという感じですね。決してレベルが高すぎる事は有りません。クロスオーバーは2.3KHz、-6dB付近でクロスしている筈です。聴感上でもクロスの深さに関して違和感は感じません。それと今回はネットワークのボードを含めほぼ完全に作り変えました。まずはネットワークとスピーカーケーブルの接点となるターミナルを非磁性体ネジで有名なペーパームーン特製の物に変えました。これの素晴らしい効果は抜群パーツでも書いていますが、音のベールが1枚取れた感じです。ターミナルベースとネジ6本セットで2400円、ペアで4800円とターミナルにしては少し高価ですが、恐らくは誰もがその音質向上効果に驚かれると思います。そして以前はいい加減だったコンデンサーやコイルの接点にも気を使いました。ハイパス回路用のコンデンサーは内部に鉛テープを貼ったアースシールドBOXに入れました。更に以前はベルデンのケーブルで一律接続していたネットワーク内部配線ケーブルを低域用と高域用で違う物を使いました。低域用はQEDのSA-Kで、これは皮膜も内部撚線もかなり堅く細かい部分の使い回しかなり苦労しますが、中低域の力感そのままで適度にしまり音程などがかなり明確になりました。高域用はアクロテックの6N-AWG18ととても細いケーブルです。これは柔らかく非常に扱い安いです。ベルデンの4Nから純度が上がったせいかどうかは分かりませんが、情報量が相当上がった感じです。晴れた音ですが角は丸く私好みの音です。高域用、低域用共に1000円/mちょっとと比較的安価です。内部配線からターミナルへの接続は音の良い丸形プラグを使用しました。非磁性体ネジだけでも効果は相当なのに、その他も多数改良した為、以前の音とはレベルが2つ程上がった感じです。あと以前から気になっていた位相のズレ感は助手席のツィーターの角度を6〜7度程変えるという簡単な事でほぼ解決しました。僅かな角度ミスが位相のズレを作っていたようです。このお陰で音場も奥目に展開する感じになりました。それで元々ハイパスFを非常に低くセッティングして57.16の魅力を楽しんでいた私がなぜこんなにツィーターに余裕な鳴らし方をさせているのかというと、一言で言って”57.16は魅力という点でHR100には勝てなかった”と結論が出たからです。まぁ、どちらかを取らねばならないとかいう話しでは全く無いのですが、お互いの素晴らしい部分が一番出るセッティング位置が違うということです。ハイパスFを低く設定すると57.16の凄みがガンガンと伝わってきますが、情報量が大幅に不足するのと、57.16の音色の強さがHR100のそれを上回るので、HR100の良い部分がかなりスポイルされてしまうのです。HR100はその圧倒的な情報量と素晴らしい音色が、その魅力の一部の担っているので、スポイルされるとどうしてもHR100らしさが音の中に感じ難くなってしまいます。逆にクロスを上げると、クロスが低い時の57.16のリスナーに攻めて来くるような勢いあるエネルギー感は大幅に減退してますが、変わりにHR100の底から湧き出るようなエネルギー感が素晴らしい音色と一緒に体で感じる事が出来ます。結局は後者のセッティングの方が私の好みの音の魅力という点で上回りました。それと現在は小さめの音でも大きめの音でも魅力は違うがいい音です。セッティングしながらいつも思っている事なのですが、大きめのみならず小さめの音量でも良い音と感じれる音であることが本当に良い音と言える1つの条件だと感じています。とはいうものの私は、元々大音量ではそれほど聴かないので中音量より一回り大きめの音で丁度に感じる位でセッティングしています。今現在の音は情報量が多く、その細かい音片にエネルギーがのっているのを感じる事ができます。少し音量を上げるとHR100の凄みもそれなりに感じる事が出来ますし、マクロム特有の音色がHR100の音色と合わさって全体を支配しています。軽という狭い空間の割にはスケール感もそこそこあり(アンプの調子に大きく左右されます)、ピアノ、トランペット、ボーカル、ドラム、その全てがそれらしく鳴ってくれます。アキュレートでいかにもって感じで鳴る時も有りますが、しみじみ良い音と感じる味の有る側面も持ち合わせていると思います。勿論欠点(定位等)もいくつか有りますが、良い部分がとても気に入っているので、あんまり気になりません。今まであった日による音の違いは相変わらずあります。誠に私的な点数で申し訳無いのですが、今現在、音質や好みという点も含めて80点〜110点の間をうろちょろしています。この80点レベルの音を出している日を90点にするのは簡単ですが、そのようなセッティングでは110点も無くなります。そういう事で平均点が十分に90点前後あり、90点以上と感じたらでゴールと決めていたので、一応のゴールとあいなりました。

ベースボードも黒となり、随分とイメージが変わりました。
更に一部分を除いて本止めしました。
それと、ネットワークを作っていて感じた事ですが、スピーカーシステムに付属しているメーカー製ネットワークをクオリティー、バランス、ユニットとの相性等で完全に凌駕するのは至難の業だと思いました。現に未だに57.00+59.13+付属ネットワークの組み合わせに劣っている部分が一部有ります。理想で言えば付属ネットワークのバランスをそのまま引き継いでクオリティーだけを向上させる事が出来れば最高かと思っています(これが最高に難しい)。
また、設定等に変化有りましたら更新します。
2003/7/6追記
ネットワークの調子が良かったので長い間触ってませんでした。いい音鳴っている時は絶対触れない為ちょっとの事では触れなかったというのも有りました。いい音鳴っている時に手を加えて音を崩してしまうと二度と元の音には戻らない事は嫌と言うほど経験しています。しかし今回はツィーターレベルのアッテネートに新しい方向が見つかったので思い切って試してみました。それはマクロム代理店のエムズラインがオリジナルで制作しているトランス式アッテネーション回路のAT-416です。長い間レベルのアッテネートに使っていた抵抗群を外したのですが、時間を掛けて苦労してセッティングしてきたものなので外す時に少し勿体ない気持ちがありました。トランス式アッテネートを設置しようにも大きいのでスペースが無く、止む終えずネットワークボードの上に強引に取り付けるという力業で解決しました(実際には解決してませんが(^^;。回路の乗せ変えによって必要になるケーブルは以前と同じ水色皮膜のアクロテックの6N-AWG18を使用しました。AT-416はハイパス回路とツィーターをアイソレートしますが、総合抵抗の整合は必要になりますので、特注で57.16Sの近似値である6Ωで作って貰いました。お陰でハイパス回路自体の見直しは事実上必要有りませんでした。このアッテネーション回路の効果は抜群パーツのコンテンツに書いていますが、高域のクオリティー向上だけでなく、何故かウーハー側のクオリティーも大きく向上してしまったのです。回路自体のアースのやり回しの関係かも知れませんが、中域以下の帯域もよりクリアになり、特に低域の伸びには少し驚きました。僅かな事で大きく変わるのは何度も体験していますが、ツィーター側のアッテネーション回路を触っただけで低域回路側まで影響するっていうのは流石に想像出来ませんでした。回路自体は色んな所で繋がっているので分からない事ではないですが・・・。しかしデカイ・・・もうネットワークボードの上はお祭りの様に華やかです(笑)。音はピーク感や歪み感が激減し、音質は滑らかで音場の見通しも見事です。レベルのアッテネーションが-4.5dBでも問題なく繋がっているのは57.16Sの荒れの少なさと、このアッテネーション回路による歪み等の減少が影響していると思います。とにかく繋がる!繋がる!繋がる!です。今まで繋がりに苦労しまくっていたのがウソのように見事にウーハーと繋がります。それと今回の乗せ変えで音質劣化に極力気を使って作った前のアッテネーション回路もそれなりに鮮度を保てていたということも分かりました。トランス式を乗せて音質もそうなんですが、表現力が大きく増したと言えます。車に乗ってドン!と音が鳴る瞬間に僅かですが、凄みの様なものを感じるようになってきましたし、時間が経っての音痩せもほとんどなくなりました。実際のアッテネーションレベルは-4.5dBと-6.0dBをその日の調子に切り替えて使用しています。-4.5dBでも大人しく聴こえる日もあれば、-6.0dBでも少しきつく感じる日もありますが、-4.5dBの方にセッティングしている事の方が多いです。そしてなによりコネクタを差し替えるだけで意図も簡単にレベルを変えることが出来るという喜びです。今までは電卓で計算し車からネットワークを降ろしてハンダ鏝を使ってでシリーズ抵抗、パラレル抵抗共に乗せ変えて、また車に乗せるという大仕事でしたので余計にありがたいです。正確に合成抵抗を計算してレベル合わせをしている方ならこの気持ち分かるのでは?因みに-4.5dBセッティングで決まっている日の音は少し次元が違います。ホームオーディオさながらに綺麗にまとまっているのに57.16S、HR100それぞれの音の魅力を十分に感じさせてくれます。相反する要素の同居・・・。とうとうここまで来たかとさえ思いました。余計な音が乗っていない事ってとても大切なんですね。今回は予想外の進歩したので良質なDACとケーブル交換で一気に昇り切りたい意欲が急に湧いてきました(^^ゞ

今まで使っていたアッテネーション回路、これで57.16のレベル
を5.4dB落としてウーハーに渡していました。

あ〜、もうぐちゃぐちゃです(^^;;;
あんまり複雑なのは好きでは無いんですけど・・・。
レベルは4.5dBか6.0dBのどちらかを選んでいます。
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