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カーオーディオ経歴 since1994
車は軽の1BOXですし、車の購入時にカセットデッキ部をメーカーで扱っているその時の一番良い物に交換して、スピーカーもKENWOODの一番良い物に付け替えましたので、カーオーディオはその程度でずっと行くつもりでしたが、カー用品店のチラシで見たNakamichi
TD-20のデザインが余りにもカッコ良かったので、少々値段は高かったがアンプも内蔵されているとの事もあり、直ぐに付け替えました。純正からの音の変わり様は歴然でしたが、その内口径10cm程度のスピーカーでは低音の量に納得出来なくなり、高域用と低域用が別れているセパレートスピーカーを付けたくなりましたが、この車の扉では、トレードインも無く(純正スピーカーも扉には付いていない)、当時のカー用品店では、まだバッフル加工等はほとんどされていなかった為に、”不可能です”とキッパリ断られて困ったのを覚えています。

Nakamichi TD-20
スピーカーが付かないとキッパリ言われましたが、困った時は本屋へ行け!と言うことで(今はWebで十分です)、専門紙を探しに行きました。そこで”AUTO
SOUND Vol.13”と言う本を見つけました。その本には、数百万円もする本格的はカーオーディオを登載している車の写真が多く載っておりました。非常に面白く、興味がそそる内容でしたが、なにぶん値段を見ると血の気が引く様な製品が多かったので、私とは縁の無い世界と思い、まずはスピーカーを取り付けてくれそうなショップ探しに入りました。プロショップはスピーカー等が本来装着できない場所でも、技術と力業で取り付けてくれる所と知り、需要が有ればなんでも商売になるモンだな〜と思ったりもしていました。大阪に有るプロショップを4店回って結局一番家から近いSOUND21と言うショップで付ける事にしました。ショップで扱っているスピーカーから選別する事になりましたが、音質的には特になんの拘りも無かったので、Nakamichiの13cmセパレートだけを聴きいて、”これでいいや”と適当に思っていましたが、Nakamichiスピーカーの少し下に、ウーハーのデザインがとても格好良い、同じく13cm、2way(海外製)が有りましたので、折角だから聴かして貰らったのですが、余りにもNakamichiと音が違いビックリしました。Nakamichiの輪郭がハッキリした鳴り方に対して、全体的にかったるいというか、その割りに聴いていてなんとも引かれる部分が有る音で、ちょっと言葉に表しにくい音を鳴らしていました。今まで私が聴いた事の無い種類の音でした。こんなに音が違うならと他のスピーカーも聴きましたが、なぜかこの音が心に残り、値段もNakamishiとほぼ同じで有ったから、結局この海外スピーカーに決定しました。このスピーカーはMACROM
56.14です。取り付け費用込みでビックリするような贅沢な値段でしたが、一度付けてしまえばもう触る事も無いと思い納得して付けました。


MACROM 56.14
MACROM(マクロム)は会社の説明こそイギリスとなっていますが、発祥はドイツで実際の音も紛れもなくドイツの物です。聴けば聴くほど非常に特徴の有る音だというのが分かってきます。独特の艶が有り、音に実在感が有ります。一瞬行くと綺麗な音に感じますが、中身が濃く、密度が非常に高い音でもあります。しかし・・・・低音がほとんど出ていない、中音域に艶が有るので、低域の量が少ないと艶が非常に目立って五月蠅く感じます。エージングが進み随分とマシにはなりましたが、やはり中高域がとても五月蠅い感じで、ジャンルによっては聴けないCDも出てきます。私はアンプのパワーの無さが原因と思い、思い切って単体パワーアンプを購入する事にしました。購入したのはAudisonのVR203というモデルです。外見がとても格好良く、音も私好みでしたので、これに決めました。ところが低域があまり増えたようには感じませんでした。スピーカーユニットより高い値段を出費して低域がほとんど増えていない・・・これは結構ショックでしたが、聴くに従ってVR203が持っている中高域の美しさと情報量に感心させられました。特にクラシックや女性ボーカル、またパーカッションの粒立ち等は、本当に素晴らしい物でした。やっぱりこのアンプで正解だったと思うぐらいになりました。それと本や人の話等でこのスピーカーを鳴らし切るのは非常に難しい事を知りました。そう聴けばそれなら是が非でも慣らし切ってやるとメラメラと炎が沸き立ってきました。そこでウーハー側の強化を思い当たる限りしてみる事にしました。この辺りから金銭的なボーダーラインが消え去った様な気がします。まずはバッフルとドア内部の制振、バッテリー交換とパワーケーブルを4Gへ、そしてキャパシターにAudisonの1Fを付けました。流石に強化前とは別物の様にウーハーが鳴りました。

Audisonキャパシター 1F
ヘッドユニットがずっとカセットデッキと家庭用ポータブルMDでしたが、MDの安物ピックアップが夏の暑さに耐えれず一夏でダメになりました。CDのクオリティーが欲しい。しかし軽の1BOXでは音飛びが酷いだろうと考えてCDチェンジャーは購入せずに、こんどは家庭用ポータブルDAT、SONY
TCD-D8を車に乗せて、DATの出力をNakamichi CA-101に入力して聴いていました。この状態で随分と長く聴いていたような気がします。何よりも音飛びの心配が無いのと、情報量が非常に多いと言う事はこの値段帯のCD系には無い魅力でした。これはNakamichi
CA-101の音質の良さも有ったと思います。この状態の音は非常に満足度の高い音が出ていた様な気がします。ユニットの魅力も十分に出ているし、なによりボーカル等に密度感と生々しさが有りました。


Nakamichi CA101
コントロール部とハイダウェイユニット
満足度が高ければ高いで、更に良くしたいと思うものです。DATはとても良い音を鳴らすが、新譜CDを購入する度に録音と言う行程が発生し、結構邪魔くさくなってきたのと、ピックアップが無いとは言え真夏の車中の温度には耐えれずいたるところが故障に。そこで音質が良くなるかは別にして、当時車載用CDチェンジャーで一番音質的に優れていたNakamichiのNakamichi
100cdc/iを購入しました。販売は既に終了していたので、中古で探しました。実際に車に取り付けてみて、そのデカさに驚かされましたが、しかし定価36万円の化け物チェンジャーの音は、DATに解像度と言う点勝てませんでした。中域がどうしても円く柔らかくなってしまいDAT使用時の様なクリアで切れ味の有る音は出ませんでした。ただその柔らかさがボーカル等には良く働く面も有り、これが車載最高の音質なら仕方が無いと納得させました。しかし数年後にNakamichi
100cdc/iの真の実力に驚く事になります。


Nakamichi Nakamichi 100cdc/i
VR-203を使って既に数年が経ち、回りのアンプもどんどん進化していく中で、当アンプに色々と不満が出てきましたので、思い切って上位アンプに換装する事に決めました。フォノンやロックフォードも候補に挙がりましたが、結局以前の同メーカーのAudisonの日本限定のLimitedモデル、VR-209エヴォルツォーネに決定しました。流石にVR-203の40Wから、110Wへとパワーが上がるため、低域の力強さが全く違います。更に中域の厚みや音の滑らかさ等、とても良く、Audisonの得意とする女性ボーカル系はゾクゾクくるよな素晴らしい音を鳴らしました。VR-209EV購入時にノーマルのVR-209と聴き比べをしたのですが、ノーマル品に比べて、エヴォルツォーネは、音の滑らかさが大幅に向上し、低域も高域も自然に伸びています。また少しですが音全体が太くなっていて、このアンプはAudisonの中でも出色だと感じました。VRシリーズはこのアンプで知名度や音質的魅力で頂点を向かえたような気がします。これを書いている2001年を向かえた今でも、このアンプでしか出ない色気の有る音は非常に素晴らしく感じます。他のアンプや現代のAudisonでは絶対出ない音です。勿論クオリティーも一級品です。デザインや色も素晴らしい(これ大切な事です(^^)

Audison VR-209エヴォルツォーネ
とうとう買い換えという形で、アンプまで手を付けてしまった私の欲望はもう止まらず、音の最上流で有るCDチェンジャーを最高の物にする事によって、今度はCA-101に満足出来なくなっていきました。どうしても中高域にキャラクターを感じてしまうのです。またひょっとしてこのプリアンプでは100cdc/iのポテンシャルを完全に出していないのでは無いか? そういう疑問も出てきました。気になってくるともう最後、止まりません。どうせ付けるなら最高の物を付けたい。中途半端な物を買うと必ず後悔するし、買い換えてしまう。気付いたらNakamichi
TP-1200Limitedを買いに行ってました。この頃にラインケーブル等やピンプラグも相当なグレードの物に交換したと思います。TP-1200Limitedの音は、CA-101とは全くの別物です。ピーク感が無くなり、情報量とエネルギーが大幅に向上、細かい音がハッキリと聞こえます。全体的にはより自然な音色となりました。全てが2ランク〜3ランク上がった感じです。プリアンプを良い物に変えると、CDチェンジャーやパワーアンプ、さらにスピーカーまでもが、相乗効果で音が向上するのをハッキリの感じます。どこにも手を抜けない感じになってきました。


Nakamichi TP-1200Limited
音の上流をここまで上げると、出口であるスピーカーを同レベルの物に変えたくなってきます。ただユニットを高価な物に変えても面白く無いと言うことで、当時の代理店FTトレーディングがらMACROMの最上級ツィーター57.16用に一部にのみ販売していたPHASS1212(PHASSという名前はこの頃から有った)というパッシヴネットワークを使って見ることにしました。やはり内部素子のクオリティーが良いことによる鮮度の大幅向上に驚かされたが、それとは別に問題点が山積みとなってしまった。ユニットの繋がりが悪く、バラバラになっている感じ。また以前の付属ネットワークよりも大幅にクロスポイントが下がっている(公表2.7KHz)ので、ツィーターの57.00では低すぎるのか、ツィーター下限が荒れまくっています。これはまいった。総合クオリティーでは以前の付属ネットワークを下回っている。この時は、流石に手に付けてはならない部分に手を入れてしまった気がしました。今まで積み重ねてきた音のまとまりはこの時に一気に失った・・・。今、考えればここからが本当の戦いだった様な気がする。
PHASS1212

シート下はこんな感じ
57.16専用に作られたこのネットワークは、私が現在装着している57.00性能を遙かに越えた設定になっている。とにかくツィーターをグレードアップしなければと思い、57,01に付け替え、更に57.03まで手を伸ばしました。流石にグレードが高く、どんどんクオリティーは上がるが、一向にウーハーと繋がらない。ツイーターレベルを落としたり、インピーダンス補正回路を挿んだりもしたが、どうしてもダメだ。更にウーハーも13cmから、16cmの59.16に変更しました。MACROMの上級ラインナップの16cm口径には低域の伸びで勝負の59.16、低域より高域重視の59.17、その中間の59.18と有ったが、この頃からサブウーハー無しの2Wayで決めたいという思いが強く有りましたので、59.16に決めました。しかし繋がりは一向に向上しませんでした。


MACROM 57.03

MACROM 59.16
やはり専用は専用!シャアに乗らすかということで、57.16を購入した。57.00、01、03、とは全く違う特異な音がする、自然でエネルギッシュで生々しさも別物でした。ところが、これを持ってしてもウーハーと繋がらない・・・。この時点でやっとネットワーク自体に問題が有ることに気付きました。ネットワークの中を開けて見ると、キリの良い定数で合わしている感じ。もう少し手の込んだ物かと思ったが、結構適当に作ってありました。もう、自分で作るしか・・・。

MACROM 57.16

PHASS1212の内部
100cdc/iは音飛び防止の為に音質劣化に繋がる対策は一切していない為、音飛び防止に非常に物量を投入しています。そのお陰か現在でもこと音飛びに関しては最強の強さを誇ります。結構色んな所を走っているのに、購入して3年間もの間1度も音飛びしませんでした。ところが、急に音飛びし始めたので、中古品ということも有りオーバーホールに出しました。修理に2週間程かかり換えって来た100cdc/iはオーバーホール前とは全く別物に変わっていました。今までの音とは解像度と情報量が桁違いに上がっている。初めて付けた時もこれほど音は良く有りませんでした。なるほどこれなら36万円の音が確かにしている。当時DATに解像度で負けていたのも、中古だった為と知り、長い間とても損したと正直思いました。中古品はまずはオーバーホールからですね。それと2年以上前に付けたバッテリーが弱くなって来たので、バッテリーを積み替える事になったが、どうせならこの機会に電源回りの強化を含めた再度見直しをしようと思いました。現在積んでいるBOSCHの42Aを1個から3個へ増やし(前に1個、後ろに2個)、パワーケーブル4Gだったところをアースを含め、ダイナモからの引き回しも全てPHASSの0ゲージに変えました。結構お金は掛かりましたが、ダイナモはノーマルとは言え、ココまでやったら気分もスッキリ。しばらくは電源の不安は取り除かれました。とにかく電源は命です。

BOSCH 42A×2 と PHASS 0ゲージ
やはり電源強化は、やる度にその音の変わり様に驚かされます。なにより力強い。音の骨格もがっちりしていて聴いていて頼もしい感じがします。これでもうする事は無くなった。後はいよいよ自作パッシブかぁ〜、と思っているところにショップから1本の電話が・・・。”前から探されていたHR100が手には入りそうです”との事。しばらくは車にお金を使いたくないと思ってはいましたが、とうとうHR100が載るのかと思うと、やはり胸は騒ぎました。ショップに”頼んます”とお願いして、1ヶ月程でブツが入ってきました。当然早速積むことになったのですが、なにぶんデカイのでユニット等の場所の移設も有り結構大変でした。肝心なHR100の音なんですが・・・・。なんと言ったら良いか。とにかく今まで私が聴いてきた全てのアンプと同じ物差しでは測れないです。音の力、エネルギー、情報量、スケール、厚み、静けさ、滑らかさ・・・全てに於いて、VR-209EVとは遙かに次元が違います。そしてたかだか16bitリニアのCDフォーマットにこれ程までの情報が記録されていたとは驚きの一言で、今まで聴こえなかった音が無数に聴こえます。またHR100は固有の音色も持っており、その音色が凄みと一体となって得も言われぬ説得力として、リスナーの心にダイレクトに響く感じで鳴ります。時にはまるで天国にいるかのような雰囲気でリスナーを包み込み、そこで歌う女性ボーカルは、もう天使以外の何者でも無いと思わせるような感じの時もあります。クラシックは空間が深く、情報量が非常に多く、音に厚みが有る為、目を瞑れば確かにホールと演奏者の姿が見えてきます。生音と錯覚する一瞬すら有ります。こういう体験は初めてです。有り難い音というか、荘厳というか、口では言い表しにくい音であるのも確かです。聴き慣れた曲が違う曲に感じる時もあります。クオリティー云々のレベルでは無くて、音楽その物の表現装置と言えば一番ピタリときます。ありきたりの言葉で言えば感動する音でしょうか。そして一番驚いたのはカーオーディオの歴史でも相当前期にこのアンプが存在していた事です。今でもこれだけ驚くのに、まともにスピーカーを鳴らすアンプがほとんど無かった時代に、この音を聴いた人は我が耳を疑った筈です。値段は高いが、音はそれ以上だと感じました。しかし、電流を多く消費するし、日によって音の差が激しいです。日頃でも素晴らしい音は鳴っているのですが、何十日かに1度程度しかない、壮絶な鳴り方をする日の音を聴いてしまうと、日頃の音でも物足りなくなってしまいます。結局、その後HR100を積んで直ぐに自作パッシヴに着手し、選り好みの有る個性的な感じで鳴っています。


Audison HR100 と パッシヴ と うねる0ゲージ
2003/4/21追記
久しくカーオーディオに変化が無かったのですが、行きつけのショップで在庫処分のクリアランスフェアーをやっていた時に陳列の一番隅っこにひっそりと置いてあったa/d/sのDACのDA44を見つけました。値札すら付いて無かったので値段を聞いてみると型番も古く、程度がもう一つということで安かったので衝動買いに近い形で購入して取り付けました。今までずっと100cdc/iの内蔵DACをそのまま使用してましたので以前からネックになっているのではと気になっていた部分なんですが、買わずにズルズルと何年も過ぎてしまいました。買うなら中古でNakamichi
1000dacを探そうと思っていましたが、値段が激安な事に勝てず中途半端な気持ちを残しながらも取付後に聴いてみると予想以上に、このDACの実力が高い事に気付きました。中域を中心に音の厚みが大幅に増したのは一聴して分かりました。音場は深くなり、一音一音の分離と定位も格段に良くなっています。そしてなにより無音部の静けさが向上(騒がしく無くなる)しています。静けさが向上すると音との間にメリハリが付き、音そのもののエネルギー感か向上したかのように感じます。音の品位が2ランク程向上した印象です。迫力の有る音と表現出来るかも知れません。ボーカルの湿り気成分、またシンバルやハイハット等の中高域も相当分厚く本物らしさを感じる音で57.16のエネルギッシュな部分と同体になった時の鳴り方はたまらないものがあります。更に聴き込んでいくと中低域の充実も相当なものだと分かりました。というよりこのDACの一番素晴らしい所なんですが、とにかく太くローエンドまで伸びていて明確で今まで分からなかったベースの音程もかなりハッキリ聴き取れるようになっていました。ブンブン鳴っているのですが決してブーミーにならないところは流石と言えます。このクリアで太く充実した中低域は相当なもので中低域のスケール感に大きく貢献しています。ドラムのタムなどが広く深い音場に明確なアタックと音像で右に左とドスン、ドスンを行き交う様は元ドラマーの私としては快感の一言です。音の分離が良いために今まで聴こえなかった音が聴こえてくるので、情報量も相当上がってるのですが、”ほら情報量が多いでしょ?”みたいな感じは有りません。あと音のバランスも秀逸なんですが当然の如く欠点も有り、音色が少し暗く特に中高域から高域にかけての抜けるような明るさと瑞々しさがかなり減退してしまいます。実際に高域はナローレンジです。また私の好みから聴くと音の角がソフト過ぎでもう少しアキュレートな感じも欲しいです。中低域の鳴り方は素晴らしいのですが、中高域からなるワイドな音場感は100cdc/i内蔵DACにも勝てません。私は高域のサワサワして柔らかく伸びている鳴り方が好きなので、この中高域には戸惑っています。実際DA44用にネットワークもツイーターレベルを0.5dB程上げ、クロスも少し下げて好みの音に近づきはしましたが、やはり基本的キャラクターは残るようです。新しい物を付けた為にまた始まる泥沼でしょうか・・・(笑)
a/d/s DA44
2003/6/23追記
長い間使っていた57.16が直射日光の影響で上下共に伸びなくなってきたのをきっかけに、とうとう乗せ変えるという事になってしまいました。といっても57.16S(2代目)なので基本的な部分はほとんど変わりません。違うのはフランジ径が少し小さくなったのと本体からケーブルが出ている事です(初代は端子のみ)。音も僅差と・・・言いたいところですが、初代57.16を長く聴いていた私の耳には僅差とは言い難いハッキリとした差があります。違いは下方帯域の荒れの少なさと滑らかさにあります。ズバリ!今度は繋がります(笑)初代に比べてほんの僅かですがグングン来る勢い感が減退したきらいは有りますが、当ツィーター特有の瑞々しい音色と音場表現力はそのまま健在で音の芯、エネルギー共に十二分だと思います。初代を使っていた時に感じた荒れはマニアックな楽しみ方という意味ではとても面白いものでした。今でもその気持ちは変わりませんが、2代目になってこうも良いとこ取りな鳴り方をされると、流石に心が動かされました。元々この2代目は初代の振動板張り替え期間中のみ予備で使おうと大切に置いていたものだったのですが、付けて聴いている内にこちらでいこうと気が変わったわけです。瑞々しさタップリなのにちゃんと中域がミッドと綺麗に繋がる・・・これはホントいいです。2代目が販売されたときにプロショップTOMの店長が強く2代目を薦められていた事を思い出して今頃納得しました。さらに今回はDA44のウィークポイントである中高域の抜けの悪さと位相不満の改良も兼ねてツィーターの取付角度、レベル、クロスポンイントを煮詰めましたので、それなりに解消されやっとDA44の本来の音が聴けたと思える音になりました。中高域の改良によって音の分離や音数の多さで向上がありました。湧き出るようなエネルギー感も増したような気がします。その割に音が落ち着いて聴こえるのは、57.16の音が滑らかなのと、DA44による音のグレードアップが効いていると思います。それでもやはりDA44の抜けの悪さは時折感じてしまいます。ツィーターレベル云々の話では無いようです。他少し気になる所では音の広がり感が少し減退しました。しかし音のフォーカス自体は相当向上しているので余計にそう聴こえるのかも知れませんし、ツィーターの角度を見直したということもあるのでしょう。また音色そのものが綺麗な方へシフトしてしまいました。綺麗な音はあんまり好きでは無いのですが、明瞭度が上がった為これも仕方ないかなと思っています。やはり+面だけを取り出すのは難しいですね。現在DACは100cdc/i内蔵DACへ戻しています。またツィーターレベルを決めるアッテネーション回路にも手を加えまして、これが相当効いたらしくかなりのレベルアップになりました。このアッテネーション回路を使用すると余計な付加音みたいなのを感じなくなるので、ツィーター本来の音色をダイレクトに聴くことができます。今になって57.16Sの本当の音を聴けたような気さえしました。詳しくは他のコンテンツに書いていますが、57.16S+新アッテネーション回路の組み合わせは有る意味最強です!五月蠅くないのに瑞々しさと芯と生々しさが同居している・・・う〜ん、こういう音ってこのツィーターで得るのは非常に難しく大抵の場合は調子に乗ると五月蠅くなってくる筈なんですが。かなり良い方向に転んでいるのでこれでしばらく様子を見ようと思います。

MACROM 57.16S
2003/7/23追記
どうしてもDA44の中高域が合わず悩んでいましたが、運良くあるショップからNakamichi
1000dacの良質な中古を安く入手出来ましたので、早速取り付けてみました。やはりNakamichiらしい中高域の抜けの良さと解像度向上を期待していたのですが、以外と期待していなかった部分で予想を大きく上回る向上が有ったので驚いてしまいました。一聴して音のグレードが大幅に上がる事や、静けさが増す等はDA44と共通ですが、とにかく音の芯がガッチリ太いのと強力なエネルギー感で素晴らしいものがあります(私がいつも言っている”太い”とは中域から中低域にかけていかにも太いですっていう好みに左右されるF特上の太さでは無くて音そのものの芯が太くそれに越した事は無いという質的に優れている要素の事です)重心は下がり低域の音程の明瞭度や奥行き感こそDA44に少し劣りますが、太くて力強い低域は非常に頼もしく思えます。その太さは中域を超えて高域にまで達し全体域に渡って厚みタップリです。また一音一音の分離感や中域より上の帯域の明瞭度もDA44を凌ぎます。そして何よりDA44の時に最後まで解決出来なかった高域の抜けの悪さに関しても予想どおり問題は無く、ワイドレンジな生理的高域の快感が確かに存在します。厚みが有ってワイドレンジ!言い方を変えると重厚で繊細という言葉がピッタリです。なるほど長年カーオーディオDACの頂点に君臨していただけの事は有ると思いました。結果100cdc/i内蔵DACからのグレードアップの度合いはスケール感の向上も含め圧倒的と言えるでしょう。ホントに素晴らしいです。DA44も中高域の抜けの悪さ以外は奥行き感や滑らかさ、また低域の凄みまで感じる鳴り方など素晴らしいDACではありましたが、やっぱり私はこの頃のNakamichiの音が好み的に好きなのかも知れません。57.16Sとも相性は良いですが、とりわけHR100との相性は抜群でこのアンプの持っている力強さや厚み、繊細感や音色などを非常にダイレクトに引き出してくれているように感じました。これでダメならマッキンMDA5000かと思いましたが文句無し1000dacで決まりです。
Nakamichi 1000dac
Mobil Audio
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