実験用バスレフ・スピーカー1で実験1   戻る



バッフルとポート部分が取り外しできる、実験用バスレフ・スピーカー1を使って、バスレフポートについて実験をしてみました。




<実験用に作ったポート>

実験用ポート

手前左から、Ф33mm円形、50×40mm角形、Ф50mm円形、奥のボックスに立てかけてあるのが、密閉用のフタです。




<特性>

<インピーダンス特性一覧>

測定値


<周波数特性一覧>

普通の部屋で、簡易測定用のエレクトレットコンデンサマイクを使用した測定です。
測定条件>ホワイトノイズ、マイクの高さ:スピーカの高さ、距離:1m

   測定値

グラフ中の黄色三角マークは、インピーダンス特性から求めたポートの共振周波数です。


やはり、FE103Eの標準バスレフに近い、Ф50mm、L=60mmの物が理想に近い動作をし、100Hz周辺で約6dBほど増強されています。
ポート長を長くしたり、細くしたりして共振周波数を下げると、満足な低域増強効果が得られないようです。



<計算と実測値の検証>

ポート共振周波数簡易計算式
   計算式
   長岡鉄男氏著書「オリジナルスピーカ設計術基礎知識編」から

ここで
V=6.9リットル
S=20cm^2(40×50mm) S=19.63cm^2(Ф:50mm) S=8.55cm^2(Ф:33mm)

ポート共振周波数 計算値と実測値
   検証
   ほぼ一致しているといえるでしょう




<実験結果のまとめ>

1.バスレフポートの効果
密閉箱と標準バスレフのポート共振周波数付近での周波数特性を比較してみます。
   測定値

さらに2つのグラフを重ね合わせてみました。
  (黄線がバスレフです)
   測定値

バスレフポートによって最大で7dB程度増強されているようです。



2.ポート形状、四角形と円形による特性比較
50×40mmの四角ポートとФ50mm、L=60mm円形ポートは、
ほぼ断面積と長さが等しいので、形状の違いのみの比較が可能です。
測定値

   測定値

インピーダンス特性、周波数特性共にほぼ等しい結果となっています。
よってポートの形状は、作り易さなどから好みの形を選択して良さそうです。



3.ポートの長さの差異による特性比較
同一径で、長さが60mmと100mmの特性を比較してみます。

A.Ф50mm
測定値



B.Ф33mm
測定値

当然ながら、ポートの長さが長いと共振周波数が低くなることがわかります。



4.ポート径の太さの差異による特性比較
同一長で、ポート径Ф50mmとФ33mmの特性を比較してみます。

A.L=60mm
測定値



B.L=100mm
測定値

ポートの太さが細くなると共振周波数が低くなることがわかります。



5.ポートの向きが、内向きと外向きによる特性比較
角形ポートを、下の写真のように出っ張りを外側に取り付けて、特性を比較してみます。
実験風景

測定値
内向きと外向きによるボックス容積の変化から、もう少し特性が変化するように思いましたが、 このようにほとんど変化はありませんでした。





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