第4話 富士急ハイランド ガンダム・ザ・ライド

全く応答なし?平和な時はこんなものか・・・

我々は偵察が任務だ!行くぞジーン!

山梨県の富士急ハイランド「ガンダム・ザ・ライド」を体験する為にはるばる大阪からやって来た。

日本一の山、富士山が見渡せる遊園地として関東方面のみならず、全国の各地から客がやって来て休日には家族連れやカップルが集まるスポットであろう。

そんな富士急ハイランドで2000年に「ガンダム・ザ・ライド」が設置され、各マスコミが取り上げテレビや専門雑誌に紹介されガンダムファンや親子2代になるであろうガンダム世代の注目の的になった。

更に、ガンダム関連アイテムを強化し富士急ハイランドだけでしか入手不可能なガンダム関連商品を発売されるやいなや、全国のガンダマーと言われる人種がこぞって大人買いを敢行し、インターネットのオークションサイトやイベントの催し物会場で定価の数倍の価格が付けられ売買される等の現象が起こった。

そんな状況下を、北斗の拳のケンシロウの様な冷ややかな眼差しで観察していたが、実際 ガンダム・ザ・ライドを私が体験し、それが只事では無かった事が2003年の終わりに明らかとなってしまった。

では 早速、ガンダム・ザ・ライドの真相を追求してみよう・・・。

ライド入り口では地球連邦軍の制服を着用したスタッフが誘導を行い、地球連邦軍の宇宙巡洋艦サラミス「スルガ」の艦内の民間人という設定で、ちょうど機動戦士ガンダムの、ア・バオア・クーの戦いの真っ最中と言うシチュエーションである。

艦内通路に行き着いた先ではTVモニターでスペースコロニー業者のテレビ放送中という凝った作りで、それが突然 ジオン軍の攻撃によりサラミスから民間の我々(という設定)を宇宙小型艇で連邦の量産型もビルスーツ ジムの護衛の下、脱出するという説明をTVシリーズ「機動戦士Zガンダム」で登場したヘンケン・ベッケナーが艦長役でマニアックに登場して語ってくれる。

その後は小型艇ランチに乗り込み全面の巨大モニターから通信兵が登場しているのだが、これもまたZガンダムで安彦良和のキャラクターだったにも関わらず未登場だったアブダビアが出ているではないか(笑)更にマニアック度は高まる。

艦から脱出直後にジオン軍のMAザクレロの攻撃を振り切ったはいいが、ジムの護衛で脱出したはずが、なぜか戦闘空域まで流されちゃう。

そんな空域に、アムロのガンダムとシャアのジオングの戦いを真横で通り、セイラのコアブースターやカイのガンキャノンに戦闘空域に来てしまった事を注意されるという演出もある。

正に一年戦争の真っ只中に存在しているという気分にさせてくれるのだ。
しかも、今ここに乗船している人々(客ね)は皆、民間人という扱いでありガンダム世界でモビルスーツを操縦してジオン軍を叩く!なんて安易な発想では無く、結構むちゃな設定だけどガンダムの中のリアルな雰囲気が体験出来るのだ。

そんなむちゃな設定でア・バオア・クーの中に入っちゃうという事でジムの護衛でランチがジェットコースター的視覚でガンダムのラストシューティングまでを、横切ってしまうという究極のメニューなのだ。
途中オリジナルでソーラーシステムを破壊する場面等やソーラーシステム内の反射で自分の乗っているランチが確認出来たりと見所も多く、やっとの事でア・バオア・クーの脱出の際はアムロ・レイの導きでホワイトベースが沈む最後のシーンまで横切っちゃうという豪華特典付きでランチは無事、連邦の軍艦に不時着するところで終了する。

この体験は映画でいうジェットコースタームービーという出来で、更にはガンダム世界でむちゃはしているが波状を来たさない程度の設定で構成されており、しかもこれが3年も前に完成していたという事実に恐怖した(笑)

今ではPS2のゲームムービーでは当たり前のように出来ているが巨大モニターと観客席は連動して動くなど、いまだに完成度において高いクオリティーであったという証明を見せ付けられた。

そしてライドの出口へ向かうと、そこはガンダムショップがありプラモデルから映像ソフト・日用品やおみやげ品の菓子類などガンダムアイテムがズラリと広がっていたのだ!

山梨県まで来てガンダム関連商品を物色してしまう自分の姿がそこにあった。
そう、これぞ正しくトランス状態と言うのか、ガンダムの世界を体験させての心理的販売戦略である。

悪徳商法にある、高級毛布の販売や浄水器を心理的に購入させる方法と似ているというのであろうか?
洗脳に近いこのガンダム商法にまんまと罠にはまりかけた自分がそこにあった。

幸いにも友人の助けで
「こんなプラモ大阪でも買えるやんけッ!」
正気を取り戻した私はMGジムを持っていたその手をもう一度棚に戻すのであった。

「いや〜ジムって本当にいいもんですねぇ」と水野晴郎風に関心しながら帰路についた。
OMAKE

出口は地球連邦軍のボールの見送りだ。

近付くとカツ・レツ・キッカがオーバースケールだ。

店内の様子。結局パンフレットは購入。

外の様子。看板がガンダムマニアかよ!

観覧車からの様子。富士山が見える!私にも見えるぞ!
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