2002年ワールドカップ・魂の鼓動
No.000日本代表
スウェーデンとの最後の親善試合を終えて、挨拶をするフィリップ・トルシエ日本代表監督。サポーターへの感謝を述べると、改めて最高のメンバーを揃えたと自信を見せる。いよいよ、ワールドカップが開幕する。
No.001フランチェスコ・トッティ
日本に向かう専用機の中で、ゆったりとくつろぐイタリア代表フランチェスコ・トッティ。攻撃的な性質と、ローマでのワガママ振りから“王子”の異名を持つ。アレッサンドロ・デルピエロとのポジション争いも決着し、アズーリ最高のプレイヤーとしてワールドカップの戦いに臨む。
No.002埼玉スタジアム2002
日本代表の第一試合の会場に選ばれた埼玉スタジアム2002。日本が誇る、最高峰のサッカー専用スタジアム。歴史的1戦に備え、入念に警備訓練が行われる。
No.003スーパースター、ベッカム来日
ワールドカップ開幕直前、日本中のファンを落胆させる事件が起きていた。ヨーロッパで開催されていたUEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメントで、マンチェスター・ユナイテッドの一員としてプレーしていたデービッド・ベッカムは、デポルティーボ・ラ・コルーニャのドゥシェルのファウルによって骨折の重傷を負っていた。ワールドカップ出場が不安視される中、ベッカムはスペシャル医療スタッフが用意した高濃度酸素室に入り、奇跡の回復にこぎつける。“フィールドに立っていてくれれば、それだけで構わない。”スーパースターのベッカムに世界が注目した。
No.004ソウル
ワールドカップ開幕直前、ライトアップされたソウルのオリンピック広場前。ワールドカップが開催されるたび、韓国応援団レッドデビルズが終結する聖地として知られている。1990年イタリア・ワールドカップ、1994年アメリカ・ワールドカップ当時は、50人前後のサポーターが街頭テレビやラジオを持参して応援していたが、近年は日本とのライバル関係が白熱し、十万人を越えるサポーターが集まるようになった。
No.006ペレの予想
いまや恒例の行事と化した王様ペレによる優勝予想。過去、ペレに優勝候補として挙げられたチームは、ことごとく崩壊の一途を辿っている。そして、この日、ペレの口から出たチームの名前はアルゼンチン。自国ブラジルはどうかと聞かれたペレは“優勝は無い”と完全否定する。フランスのアンリやスペインのラウールを得点王候補にあげ、大会に不穏な空気を撒き散らした。果たして、壊し屋ペレの異名は健在か?
No.007合宿に励むアルゼンチン
ペレならずとも、世界中の評論家の間で評価の高いアルゼンチン。南米予選をぶっちぎりで勝ち抜けて、フランスとの頂上決戦が期待されていた。スターティングメンバーの大半がヨーロッパのクラブでプレーしており、いずれのポジションにもトップレベルの選手が名を連ねる。
No.008合宿地でファンサービスするイタリア代表
日本各地の自治体が、出場国の代表チームを招こうと積極的にPR。日本で戦うイタリアやイングランドだけでなく、フランスのように日本を経由して韓国入りしたチームも。サッカークリニックやクラブチームとの練習試合を行った。イタリア代表は、鹿島アントラーズとの練習試合で思わぬ苦戦を強いられる。鹿島の激しいプレスの前にボールをキープできず、苛立った選手達はラフプレーで応戦。思わぬ疲労の蓄積に、本番への不安を募らせていた。
No.009合宿地でリラックスするイングランド
人気の高いイングランド代表は、早くから淡路島での合宿を表明。島民との交流をはじめ、紳士的な態度が評判になっていた。練習で使ったトレーニングウェアや代表ユニフォームなど、ダンボール数箱分が島民へプレゼントされている。
No.010カウントダウン
関西国際空港に設置されたカウントダウンのモニュメント。いよいよワールドカップも開幕1日前。Jリーグ誕生当時から、日本サッカーのビッグプロジェクトとして進められて来たサッカーのワールドカップが目と鼻の先に迫っている。日本代表チームの人気が高まったとはいえ、少し駆け足過ぎたかもしれない。アジアの風土に合わせて、ヨーロッパや南米のチームがどんな戦いを展開するのか、視点を変えれば見所はある。普通にスーパープレーを期待していると、思わぬ肩透かしが待っている。日本代表は開催国としてのノルマを果たせるだろうか。期待と不安が渦巻く中、2002年5月31日、地球最大のイベント、ワールドカップが日本と韓国で開催される。
No.011ワールドカップ開幕
アジア初となる歴史的なワールドカップが開幕した。スタジアムの屋根から数千発もの花火が打ち上げられ、炎の祭典と銘打たれたセレモニーが行われる。1998年フランス・ワールドカップの閉会セレモニーから繋がっている演出は、2つのワールドカップを通じて見た時に、より多くの感動が得られる仕掛けとなっている。韓国の伝統行事も織り交ぜながら、赤の情熱と炎がスタジアムを包み込む。
No.012炎のセレモニー
フィールドいっぱいに繰り広げられたオープニング・ショーは賛否両論。ピッチを痛めてしまうということで、批判を生み出す要因となった。しかし、過去のワールドカップを振り返ってみると、規模の違いはあるものの、ピッチ上でのセレモニーは恒例として行われている。韓国の気持ちの入れようが裏目となった。
No.013フランス敗北
王者フランスの敗北にスタジアムが揺れる。これは波乱なのか?否、実に、現実的な結果だ。フランスはジダンを失い、ピレスを失い、そして勢いを失った。肩書きだけで勝てるほど、ワールドカップの戦いは甘くない。この試合はフランスが敗れる可能性が100%に達していた。
014悲観にくれるフランス人サポーター
開幕4ヶ月前のフランスからは想像もできない現実に、言葉を失い、涙を流すサポーター。しかし、本当の悲劇は、これから始まる。
015陽気なアイリッシュ
茨城で行われる試合に向けて、民族移動を開始したアイルランド人サポーター。東北新幹線で北上。ワールドカップならではの光景を楽しませてくれた。
016日本での開幕戦
アイルランドとカメルーンの試合で、いよいよワールドカップの戦いが始まった。重く、暑い空気が漂う中で、アイルランドの集中力が試合の流れを変えてゆく。短期決戦型のアフリカ勢には日本の気候が裏目となった。
017レコバ散る
世界最高のレフティーと呼び声高い、ウルグアイ代表のアルバロ・レコバ。デンマークのスピードに飲み込まれてしまい、冷静なゲームメイクを失った。若い選手を揃えたデンマーク代表は、ヨン・ダール・トマソンの2ゴールなどでウルグアイを破る。
018アジア激震
優勝候補には挙げられていなかったドイツが、サウジアラビアを相手に圧倒的な実力を示す。存在感を見せたのが、マシーンのようにゴールを量産するミロスラフ・クローゼだった。シュート、パス、ポジショニング、すべてのスキルがストライカー。サウジアラビアでは、このレベルの相手と対等な試合をすることはできない。
019新生ミロスラフ・クローゼ
ズドーン、ズドーン、ズドーン。サウジアラビアゴールに次々と打ち込まれるドイツの大砲。容赦ない、ドイツの爆撃が留まるところを知らない。試合が進めば進むほど、サウジアラビアへの期待感が砕けてゆく。この一試合を見ただけで、3戦全敗を予感する。
020止めのパフォーマンス
ゴールを決めたクローゼが宙返りを披露する。余裕を見せ付ける、この精神力。アラブなど、敵ではないのだよ。
メニューに戻る
SFRトップページに戻る