ワールドカップ2002・出場国グループE
ドイツ(13大会連続15回目)
1934 1938 1954 1958 1962 1966 1970 1974 1978 1982 1986 1990 1994 1998 2002
愛称 ---
国歌 Deutschland Uber Alles統一と権利と自由
監督 ルディ・フェラー監督(2000年7月就任)国籍ドイツ
主要クラブ バイエルン・ミュンヘン/ボルシア・ドルトムント/バイヤー・レヴァークーゼン etc
前回成績 ベスト8敗退(3勝1分1敗)
予選成績 6勝3分1敗
2-0(H) 1-0(A) 2-1(H) 4-2(A)
2-2(A) 2-0(A) 1-5(H) 0-0(H)
プレーオフ
1-1(A) 4-1(H)
備考 国内外の批判に曝され自信を喪失しているが、そのポテンシャルは高い。
STAR PLAYER CHECK
OH
メーメット・ショル
リトバルスキーの看板を受け継いだ7の司令塔。キープ力が高く、前線で溜めを作りながら隙を見て放つミドルシュートは脅威。EURO2000でもただひとり人気を吐いていたが、その後は故障が続いて戦線を離れている。ワールドカップに照準が合えば、数少ないタレント性を発揮してくれるだろう。
DH
ミヒャエル・バラック
レヴァークゼンの暴れん坊は今大会のスター候補のひとり。ややポジションを高くして、積極的に攻撃に絡ませるとフォワード以上の得点力を発揮する。攻撃陣に故障者が続出する中、さらにバラックへの期待が高まっている。これを期に、帝国ドイツの王様に君臨できるか。
CF
ミロスラフ・クローゼ
クリンスマン以降に現われた本格的なストライカー。ドイツの救世主と言われるのがクローゼだ。予選では途中出場ながら4試合とも2得点以上あげており、決定力の高さは群を抜く。バイエルン組を押し退けてレギュラーポジションを獲得したならば、本大会でのブレイクは間違いない。
FWMF DFGK 戦術組織力 精神力 総合
AAA AA
総評
EURO20001次リーグ敗退。世代交代のタイミングを誤り、年々弱体化が進んでいるドイツにとって、来るべきときが来たという現実的な結果だった。ルーマニアとの試合は内容も乏しく、ドイツの名声を地に落としめるには充分。司令塔メーメット・ショルにこそ輝ける瞬間が見られたものの、それ以外の要所では意識疎通を欠いてしまい、チーム完成度の低さが明るみとなった。チームに一体感が無ければ、個人にひらめきも少ない。粘り強いゲルマン魂すら発揮できない完敗で、その後、オリバー・ビアホフはチーム事情を吐露して分裂する。新たに就任したクリストフ・ダウム監督は、売春と薬物使用の疑いで就任直後に更迭。事態を修習すべくドイツサッカー協会が手を打ったのは、80年代に黄金の世代として活躍した名手ルディー・フェラー監督の就任だった。当初こそ、最悪の事態を改善することが期待されたフェラー監督だったが、未だにその手腕には評価が下されていない。実際にチーム作りを行なっているのも戦術を組みたてているのもアシスタントコーチで、フェラー監督にはカリスマと求心力だけが求められている。選手時代に悪態を付く事で知られていたフェラー監督の就任は、ある意味、分裂したチーム状況に毒を盛って毒を制した決断でもあった。イングランドとの大一番で歴史的大敗を喫してからは、フェラー監督の存在価値は無いとの批判も飛び交い、チーム作りに優れる監督の就任が問われている。これまでドイツがワールドカップ欧州予選で敗れたのは、わずか1度だけ。ブラジルの不敗神話と並ぶ伝統を誇っていただけに、オーウェンのハットトリックを含む5失点は、フェラー監督の信頼を揺らがすのに充分な衝撃だった。しかし、ドイツサッカー協会がすぐに全面バックアップを表明し、フェラー監督の続投でワールドカップを戦うことを決断する。ドイツはBIG4のポストを失ったと言われる今でも、若く有能な才能は続々と育まれており、チームを万全に仕上げてくれば組み合わせから見ても4強進出は固い。ブラジルがブラジルであるように、ドイツもドイツのサッカーを受け継いでいる。ドイツに対して苦手意識を持つスペインやイタリアは、周囲が予想する以上の苦戦を強いられることになるだろう。しかし、ここに来て故障者続出の状況に陥り、ベストメンバーでの出場は絶望視されている。手術に踏み切ったツィックラーは完全離脱。重度の故障を負ったダイスラーも絶望。その2人以外にも、ビアホフ、ヤンカー、ショル、クローゼ、レーマー、リンケ、ノイビルといった主力が軒並み痛んでいる。フォワードに関しては全員が故障している状況にあって、得点力不足も深刻化。ワールドカップで旋風を巻き起こすことになりそうなのは、ボランチを務めるミヒャエル・バラック<闘神>オリバー・カーンを中心にした守備陣になりそうだ。レヴァークーゼンで破壊的な力を見せつけているバラックは、常に好調をキープしており、本大会でもブレイクするのは間違いない。チャンピオンズリーグで快進撃を続ける原動力となっており、ドイツ代表として風格が出始めた。レヴァークーゼン勢は、他にもイェレンス・ノボトニーにも期待が持てる。ゲルマン魂の固まりであるカーンと共に、精神的支柱として最後尾を締めてくれるだろう。初戦の相手がサウジアラビアというのはドイツにとって好都合である。ここで確実に勝ち点を稼ぐことで、アイルランドとカメルーンの結果を見て、その後の星勘定を計算できる。試合巧者であるアイルランドとの戦いでは、帝国復活の狼煙を打ち上げたい。
ワールドカップ登録メンバー(23人/GK3/DF6/MF8/FW6)
ポジション名前年齢身長/体重 所属クラブ
GK 23ハンス・ヨルグ・ブット
Hans Jorg BUTT
27191/91バイヤー・レヴァークーゼン
1オリバー・カーン
Oliver KAHN
32185/73バイエルン・ミュンヘン
12イエンス・レーマン
Jens LEHMANN
32190/87ボルシア・ドルトムント
DF 15セバスティアン・ケール
Sebastian KEHL
22186/80ボルシア・ドルトムント
2トーマス・リンケ
Thomas LINKE
32182/77バイエルン・ミュンヘン
21クリストフ・メッツェルダー
Christoph METZELDER
21193/84ボルシア・ドルトムント
3マルコ・レーマー
Marko REHMER
30187/85ヘルタ・ベルリン
4フランク・バウマン
Frank Baumann
26187/79ベルダー・ブレーメン
6クリスティアン・ツィーゲ
Christian ZIEGE
30186/73トットナム・ホットスパー<ENG>
MF 13ミヒャエル・バラック
Michael BALLACK
25189/80バイヤー・レヴァークーゼン
18ヨルク・ベーメ
Joerg BOEHME
28178/75シャルケ04
10ラーシュ・リッケン
Lars RICKEN
25178/72ボルシア・ドルトムント
22トルステン・フリンクス
Torsten FRINGS
23182/80ベルダー・ブレーメン
8ディトマール・ハマン
Dietmar HAMANN
31181/73リヴァプール<ENG>
16イェンス・イェレミース
Jens JEREMIES
28176/73バイエルン・ミュンヘン
5クリスティアン・ラメロウ
Carsten RAMELOW
28185/80バイヤー・レヴァークーゼン
19ベルント・シュナイダー
Bernd SCHNEIDER
28176/74バイヤー・レヴァークーゼン
FW 14ゲラルド・アサモア
Gerald ASAMOAH
23180/85シャルケ04
20オリバー・ビアホフ
Oliver BIERHOFF
34191/87ASモナコ<FRA>
17マルコ・ボーデ
Marco BODE
32189/83ベルダー・ブレーメン
9カルステン・ヤンカー
Carsten JANCKER
27193/90バイエルン・ミュンヘン
11ミロスラフ・クローゼ
Miroslav KLOSE
23182/84カイザースラウテルン
7オリバー・ノイビル
Oliver NEUVILLE
29171/64バイヤー・レヴァークーゼン
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