ワールドカップ2002・出場国グループE
カメルーン(4大会連続5回目)
1982 1990 1994 1998 2002
愛称 不屈のライオン
国歌 ---
監督 ビンフリート・シェーファー監督(2001年12月就任)国籍ドイツ
主要クラブ トネール・ヤウンデ/オリンピック・ムボリエ/ポートFC・ドゥアラ etc
前回成績 グループリーグ敗退(0勝2分1敗)
予選成績 8勝1分1敗20得点4失点

1次予選
ソマリア3-0(A) ソマリア3-0(H)

2次予選
リビア3-0(A) アンゴラ3-0(H) トーゴ2-0(A) ザンビア1-0(H)
リビア1-0(H) アンゴラ0-2(A) トーゴ2-0(H) ザンビア2-2(A)
備考 集中力に欠けており、好不調の波が荒い。力を発揮することができれば、トップレベルとも渡り合える。
STAR PLAYER CHECK
CF
パトリック・エムボマ
ガンバ大阪でもお馴染みのナニワの黒豹エムボマ。しなやかさと力強さを兼ね備え、いかなる態勢からも強烈なシュートを放てるのは魅力。スライドの大きなドリブルも、ディフェンスのタイミングを狂わせてしまう。能力的なもの以上に、チームのキャプテンとしての存在感が頼もしい。
OH
ローレン・エタメマイヤー
テクニックはそれほどでもないが、スピードと精神的強さはチームでも1、2を争うほど。特に、1.5列目からの飛び出しは脅威的。ベルカンプが居なければ、アーセナルの2列目を任せても面白いだろう。ポジションは中盤からウイング、サイドバックをすべて両サイドでこなせる。
CB
リゴベル・ソング
アフリカネーションズカップ優勝の立役者。スリーバックの中心となり、全試合を無失点で乗り切った。連携にはまだまだ難が見られるが、1対1の強さでは無類の強さを誇っている。すべてのディフェンダーにスピードがあり、高さがあり、その上ボディコンタクトにも強い。カメルーンのスリーバックは理想的な選択といえるだろう。ボランチを務めるウォメの存在も忘れてはならない。
FWMF DFGK 戦術組織力 精神力総合
AA
総評
<不屈のライオン>カメルーンも今大会で4大会連続出場となる。もはや常連国の1国であり、そろそろ勝負強さが付いてきても良い頃だが、アフリカチーム特有の集中力に欠けるプレーが多く、未だに安定感は見られ無い。ピンチを迎えて敗北の2文字がチラついた頃になり、ようやく思い出したように暴れ回る。それが不屈のライオンの実態だ。パトリック・エムボマを精神的支柱として、チーム団結で挑んだシドニー・オリンピックでも、終了間際に追いつき逆転を演じている試合が非常に多い。決勝戦でスペインを破って金メダルを獲得するまでに、審判の判定に助けられた試合が3試合もあった。序盤から力を出し切れば審判の力を借りる必要も無いのだが、今のところは審判の判定に左右されるチームである。まだまだ精神的に磨かれておらず、経験豊富なエムボマの存在は欠かすことが出来ない。コンフェデレーションズ・カップでは冴えない状態で日本代表に完敗を喫したが、近年の親善試合では目に見張る成績を残している。サンドニではフランスと1−1で引き分け、イングランドで行なわれたアルゼンチン戦も2−2で引き分けた。現在世界最強と呼ばれるこの2国に負けなかったのは決してフロックではない。これがカメルーンの本来のポテンシャルである。それが持続できないのは、強い相手を選んでしまう性質がネックになっている。日本代表のようなCクラスやBクラスが相手だと、実力の片鱗をまったく見せてこない。しかし、相手がワールドクラスになれば話は別。特に攻撃的なチームと戦うと、その実力を存分に発揮してくる。アフリカの中でも、カメルーンとナイジェリアだけはワールドクラスを食い潰す力を秘めている。もしもカメルーンが戦術的に完成されると、ワールドカップ優勝も決して夢物語ではない。しかし、その最大の障害になっているのが金欲に塗れた同国サッカー協会幹部なのだから、カメルーンがパーフェクトになるのはワールドカップ優勝以上に難題である。キャンプ地にアフリカチームを誘致しようとした自治体の苦戦を見ても、その体質が嫌というほど理解できるだろう。個人で戦う一発頼みのチームである限り、カメルーンを倒す方法はいくらでもある。ドイツ、アイルランドといった試合巧者との戦いは楽観できるものではない。チームとしては今ひとつでも、個人に目を向けるとそこはブラック・アフリカン。脅威的な身体能力を誇る選手を抱えており、一発には怖い物がある。今大会でブレイクを感じさせるのは、アーセナルに所属しているローレン・エタメマイヤー。プレミアリーグで鍛えられた攻撃性によって、のんびりとした他のライオン達とは異色のスタイルに仕上がっている。獲物を狙う肉食獣のように一直線にゴールへ向かい、自慢のスピードでディフェンスの壁を突き破る。強引な力技では、エムボマにも引けを取らない。他にも、アフリカ最優秀選手賞候補にノミネートされたサミュエル・エトオや、レアル・マドリードのジェレミ・ヌジタップもいる。守りで注目したいのはピエール・ヌレン・ウォメリコベル・ソング。いずれの選手も若くしてトップチームで実力を上げており、カメルーンの未来は非常に明るい。現在、チームの監督を務めるのはドイツ人のビンフリート・シェーファー。長年フランス人で受け継がれてきた攻撃のカメルーンを守備の安定したチームに作り変えた。エムボマとエトオのツートップに注目が集るが、ソングを中心とした鉄壁の守りにも期待が持てる。コンフェデレーションズ・カップの頃より、システム完成度は数段アップされている。
ワールドカップ登録メンバー(23人/GK3/DF5/MF9/FW5)
ポジション名前年齢身長/体重所属クラブ
GK 16ジャック・ソンゴオ
Jacques SONGO'O
38183/80メツ<FRA>
22イドリス・カルロス・カメニ
Idriss Carlos KAMENI
18184/72ユベントス<ITA>
1ブカール・アリウム
Boukar ALIOUM
30182/77サムスンスポル<TUR>
DF 13ルシアン・メットモ
Lucien METTOMO
25183/80マンチェスター・シティ<ENG>
3ピエール=ヌレン・ウォメ
Nlend Pierre WOME
23181/76ボローニャ<ITA>
4リゴベル・ソング
Rigobert SONG
26177/751FCケルン<GER>
5レイモン・カラ
Raymond KALLA N'kongo
27192/80エストゥレマドゥーラ<ESP>
6ピエール・ヌジャンカ
Pierre NJANKA
27176/78ストラスブール<FRA>
MF 12ローレン・エタメ・マイヤー
LAURENT ETAME Mayer
25180/72アーセナル<ENG>
14ジョエル・エパレ
Joel EPALLE
24169/70パナハイキ<GRE>
2ビル・チャト
Bill TCHATO
27176/75モンペリエ<FRA>
17ダニエル・ヌゴム・コメ
Daniel Ngom KOME
22172/71ヌマンシア<ESP>
20サロモン・オレンベ
Salomon OLEMBE
28170/61ナント<FRA>
19エリック・ジェンバ−ジェンバ
Eric DJEMBA-DJEMBA
19174/75ナント<FRA>
23ヌゴム・コメ
Daniel Ngom KOME
22172/69ヌマンシア<ESP>
8ジェレミ・ヌジタップ・フォッソ
GEREMI NJITAP Fotso
23180/80レアル・マドリード<ESP>
15ニコラス・アルヌジ
Nicolas ALNOUDJI
22185/74リゼスポル<TUR>
FW 9サミュエル・エトオ
Samuel ETO'O
21180/72マジョルカ<ESP>
10パトリック・エムボマ
Patrick MBOMA
29185/85サンダーランド<ENG>
21ジュセフ−デシール・ジョブ
Joseph-Desire JOB
24175/71ミドルスブラ<ENG>
18パトリック・スッフォ
Andreas ANDERSSON
24178/85ヌマンシア<ESP>
11ピウース・ヌジエフィ
Pius N'DIEFI
27174/74スダン<FRA>
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