ワールドカップ2002・出場国グループF
アルゼンチン(8大会連続13回目)
1930 1934 1958 1962 1966 1974 1978 1982 1986 1990 1994 1998 2002
愛称 アルビセレステ
国歌 Himno Nacional Argentino
監督 マルセロ・ビエルサ(1999年1月就任)国籍アルゼンチン
主要クラブ リバープレート/アルヘンチノス・ジュニオルス/ボカ・ジュニアーズ etc
前回成績 ベスト8敗退(3勝1分1敗)
予選成績 13勝4分1敗
4-1(H) 4-0(A) 1-0(H) 3-1(A) 2-0(H) 1-3(A) 1-1(H)
2-1(A) 2-1(H)
2-0(A) 5-0(H) 3-3(A) 3-0(H) 2-0(A) 2-1(H) 2-2(A)
2-0(H) 1-1(A)
備考 歴代最強の呼び声も高く、フランスと渡り合える唯一のチームと目される。
STAR PLAYER CHECK
OH
パブロ・アイマール
オルテガに続いて現われた、10年にひとりと呼ぶべき天才肌の司令塔。視野の広さとプレーの大胆さで、他の司令塔候補を寄せつけない。射程距離も広く、ファンタスティックなゴールも生み出している。バレンシアに移籍してからは、起用方法で不遇の時を過ごしたが、最近ではチームに欠かせない存在に。ピエロというニックネームは、アイマールがエンターティナーであることから付けられている。
CF
ハビエル・サビオラ
歩くサッカー大辞典。足りないものは身長だけという脅威のフットボーラー。教えることは無いけれど、教わることは100もある。サッカーのことを深く知りたければ、サビオラの人生を20年間追い続けるのがベストだろう。16歳から36歳まで『サビオラ物語』を見ることによって、そこそこ感覚は養えるはず。
OH
レアンドロ・ロマニョーリ
アイマールが居なければ、間違いなくA代表に呼ばれていた逸材。抜群の素質を秘めており、すぐにでもワールドクラスに成長できるタイプ。サン・ロレンソの優勝に貢献し、ワールドユースでもチームの司令塔を務めた。足技が豊で体格にも恵まれており、4年後はA代表の中軸を担える。オルテガを外して、ロマニョーリに経験を積ませる線も捨て難い。
FWMF DFGK 戦術組織力 精神力総合
AAAAA AAAA AAAA
総評
フランスと並ぶドリームチーム。選手層の幅も厚く、マラドーナの時代を考えると、信じられない充実である。黄金時代を迎えた背景には、総監督を務めるペケルマン監督の育成手腕に秘密がある。ペケルマン監督は、他の多くの監督とは異なり、技術を徹底的に教えることはしない。それは、すでに身に付いていて当たり前のものであって、クラブチームの育成段階に任せているという。その分、個々の選手が持つ能力や感覚に見合ったサッカーの組み立てに拘っている。その手法が選手の長所を伸ばし、明確な目標を与えているところに、次から次へとワールドクラスが誕生した秘密がある。アルゼンチンで最も優れた選手は、バルセロナに所属する<コネーホ>ハビエル・サビオラ。うさぎのニックネームを持つサビオラは、童顔に似合わず実に戦闘的。イングランドのオーウェンと並んで、得点王候補1に押したい。まだA代表には呼ばれていないが、1次リーグの組み合わせを見る限り、招集される可能性は残されている。同じくスペインのバレンシアで活躍する<ピエロ>パブロ・アイマールも、アルゼンチンの司令塔として存在感が増してきた。ディフェンスの一瞬の隙を見抜く感性に優れ、フォワード以上の決定力を秘めている。リバープレートでコンビを組んでいたこの2人が、揃いも揃ってリーガ・エスパニョーラで活躍しているのは嬉しい限り。ワールドカップでも、今後10年間はアルゼンチンを引っ張って行くだろう。フランスワールドカップで最も多くのファウルを受けた<マラドーナ2世>アリエル・オルテガも忘れるわけには行かない。アイマールと入れ替わる様にしてリバープレートへ戻ってきたが、その能力はそれほど衰えておらず、戦力として充分計算できる。周囲とのコンビネーションは抜群で、ドリブル突破も破壊力がある。精神的にも成長しており、フライング病は過去のもの。司令塔だけでなく、右サイドで起用することもできる。中盤を構成する5つのポジションは、いずれもワールドレベルのタレントで埋まる贅沢ぶり。<フリーキックの名手>ファン・セバスチャン・ベーロン<4つの肺を持つ男>マティアス・アルメイダのダブルボランチは当確。右サイドのサネッティは、アイマールとオルテガの司令塔対決も絡んで、ポジションを失う可能性が高い。ソリンとキリ・ゴンザレスの左サイドも、甲乙を付け難い。ツートップは、サビオラを筆頭に、バティステュータ、クレスポ、クラウディオ・ロペス、カニージャの5人が候補とされている。ハイレベルな相手が続くことを考えると、この充実ぶりはプラスと捉えるべきだろう。ローテーションで切り換えることを考えたい。好調をキープしているとはいえ、日本の酷暑を考えるとカニージャの線は薄い。これほど攻撃陣が充実している半面、守備陣には疑問符が付く。特にセンターバックとゴールキーパーは泣き所。ディフェンスラインを統率できる選手がひとりもおらず、フランスワールドカップではセンシーニを復帰させていた。アヤラとサムエル、ポチェッティーノはゴール前を固めるだけ。ビバスはそこそこ読んで来るが、組織を動かすには至らない。攻撃的なチームと対戦する機会が多い中で、このバランスの悪さは厳しい局面を招くだろう。数少ない曲者ディエゴ・シメオネをどのように起用するか注目したい。

現在、10番のユニフォームはマラドーナの活躍を評して永久欠番となっている。
ワールドカップ登録メンバー(23人/GK3/DF6/MF8/FW6)
ポジション名前年齢身長/体重所属クラブ
GK 1ヘルマン・ブルゴス
German BURGOS
33184/88アトレティコ・マドリード<ESP>
12パブロ・カバジェーロ
Pablo CAVALLERO
28181/82セルタ<ESP>
23ロベルト・ボナーノ
Roberto BONANO
32185/82バルセロナ<ESP>
DF 2ロベルト・アジャラ
Walter SAMUEL
28177/76バレンシア<ESP>
3ファン・パブロ・ソリン
Juan Pablo SORIN
26173/66クルゼイロ<BRA>
4マウリシオ・ポチェッティーノ
Mauricio POCHETTHINO
30182/80パリ・サンジェルマン<FRA>
6ウォルター・サムエル
Walter SAMUEL
24179/73ASローマ<ITA>
13ディエゴ・プラセンテ
Diego PLACENTE
25175/71バイヤー・レバークーゼン<GER>
22ホセ・アントニオ・チャモ
Jose Antonio CHAMOT
33185/78ACミラン<ITA>
MF 5マティアス・アルメイダ
Matias ALMEYDA
29173/70パルマAC<ITA>
8ハビエル・サネッティ
Javier ZANETTI
28178/73インターミラノ<ITA>
11ファン・セバスチャン・ベロン
Juan Sebastian VERON
27186/79マンチェスター・ユナイテッド<ENG>
14ディエゴ・シメオネ
Diego SIMEONE
32177/70ラツィオ<ITA>
15クラウディオ・ウサイン
Claudio HUSAIN
27177/72リバープレート
16パブロ・アイマール
Pabro AIMAR
22170/62バレンシア<ESP>
20マルセロ・ガジャルド
Marcelo GALLARDO
26170/66ASモナコ<FRA>
10アリエル・オルテガ
Ariel ORTEGA
28170/64リバープレート
FW 7クラウディオ・ロペス
Claudio LOPEZ
27178/78ラツィオ<ITA>
9ガブリエル・バティステュータ
Gabriel BATISTUTA
33185/73ASローマ<ITA>
17グスタボ・ロペス
GUSTAVO Adrian LOPEZ
29174/73セルタ<ESP>
18キリ・ゴンサレス
Cristian KILY GONZALES
27175/71バレンシア<ESP>
19エルナン・クレスポ
Hernan CRESPO
26184/80ラツィオ<ITA>
21クラウディオ・カニージャ
Claudio CANIGGIA
35175/70レンジャーズ<SCO>
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